約30の嘘

約30の嘘
 大阪・札幌間を走る「トワイライトエクスプレス」と言う、1,495.8km・22時間の旅をする寝台特急が舞台。
 列車の外にはほとんど出ないで話が進むので、舞台劇の映画化と思っていたら、
土田英生作の戯曲「最後までどこへ向かうかわからない」が原作でした。

「毎度ありぃ」
と言う、クロサギの話では無く、六人のシロサギの話。

 北海道に羽毛布団を売りに行くまでが前半で、その帰途が後半となっており、詐欺のシーンは出てきません。
 映画公開前には、ゴンゾウというパンダのぬいぐるみがずいぶんメディアに露出しており、彼を主人公とした短編のサイドストーリーもあった筈ですが、本編にはほとんど絡みません。(2006/06/07)


製作年度 : 2004
監督 : 大谷健一郎 脚本 : 土田英生 渡辺あや
撮影 : 鈴木一博
出演 :

中谷美紀(宝田真智子) 椎名桔平(志方大介) 妻夫木聡(佐々木健二) 久津内守(田辺誠一) 八嶋智人(横山宏紀) 伴杏里(今井優子) ゴンゾウ

posted by みどりぶた at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | や行

容疑者 室井慎次

img36.jpg これ、訳がわからない映画です。

 見終わったあと、ブログ等をあさって見たけど、それぞれ解釈が違っています。
 君塚良一の脚本が悪く、警察庁・警視庁・地検の描き分けが出来ていないので、誰が誰の派閥で、どのような権力争いになっているのか分かりません。

 事件の裏に巨大な悪の存在があるのかと思えば、ささいな事件で終結してしまいます。

(以降ネタバレ)

 室井慎次が暴漢に襲われた時、犯人を探し出していれば、物語は成立しなくなるので、あえて捜査状況の描写をカットしています。

 新米弁護士の田中麗奈が、八嶋智人のスキを突くのかと思えば、ちょっとした揚げ足取りだけで、証拠は、真矢みきと筧利夫が捜し出して来ます。
 だったら、田中麗奈を準主役にする必然性がありません。

 警察官僚が事件の背後にいそうな展開で話を進めておいて、あの結末では納得が行きません。(2006/04/29)


製作年度 : 2005
監督 : 君塚良一 脚本 : 君塚良一
撮影 : 林淳一郎・さのてつろう
出演 :

田中麗奈 柳葉敏郎 哀川翔

posted by みどりぶた at 11:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | や行

4人の食卓

img32.jpg 子供が殺されるシーンを描くのは映画作法上、一応、タブーだと思うのですが、この作品、わさわさと子供が殺されて行きます。

 電車の中で、母親に毒を盛られて置き去りにされて死んだ姉妹。
 マンションのベランダから落とされて死ぬ赤ちゃん。
 火事で黒焦げになって死ぬ女の子。
 バックして来たトラックの後輪に押し潰されて死ぬ子供。これなど、いくら何でも、押し潰される瞬間はカット割して避けるだろうと思っていると、ワンカットで「ペチッ」と行きますから吃驚します。

 女性監督。容赦無いわ。

 7歳以前の過去の記憶が無い主人公ジョンウォンが、不思議な能力を持つヨンと出会い、失われた過去を取り戻す…と言う部分は、一応、巧い処理をしているのですが、マンションから赤ちゃんを落とした事件は、「真犯人は別にいる」風の展開をしていて、さりげない終わり方をしていますし、ラスト数分は、意味不明な展開となります。

「見た人の数だけ、別の終わり方をする」
と言うような宣伝文句でしたが、起承転結の結の部分をあえてぼかして、問題提起した形で終わるような映画です。
 もっと、巧い監督が撮れば、それでも納得が行くのですが、この展開にするには力量不足です。

 冒頭の電車のシーン。
 毒殺犯の母親は、主人公の隣の、一人分だけ空いている席に子供を座らせます。
 そして、もう一人の子供を、主人公の前の、何故かそこも一人分だけ空いている席に座らせます。
 そのあと、遠景で電車が走り去るシーンが出てくるのですが、他の車両はガラガラでした。
 子供を離して座らせる必然性が無いと成立しない所なのに、演出が甘いと思っていたら、韓国映画にしては珍しく知性が無い映画となっていました。(2006/04/08)


製作年度 : 2003
監督 : イ・スヨン 脚本 : イ・スヨン
撮影 : チョ・ヨンギュ
出演 :

チョン・ジヒョン(ヨン) パク・シニャン(ジョンウォン)

posted by みどりぶた at 11:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | や行

夜のピクニック

img88.gif
 第2回本屋大賞の恩田陸の同名小説の映画化
 24時間、仮眠二時間だけで80キロを歩き続ける、高校の伝統行事「歩行祭」のお話

 甲田貴子役の多部未華子嬢がお気に入りなので、それだけで充分なのだけれど、更に、「スウィングガールズ」から貫地谷しほり嬢と松田まどか嬢。「ダンドリ」から西原亜希嬢と加藤ローサ嬢が出演しているとなりゃ、お客さん。たまりませんぜ

 物語は、貴子が、歩行祭が終了するまでに、
「今まで一度も話したことのない同じクラスの西脇融に話しかけることが出来るかどうか」
を中心として進みます
 貴子が西脇のことを好きで告白するのかと思っていると、次第に、二人には別の秘密があり、互いに意識しあいながらも声をかけることが出来なかったことが判ってきます

 二時間弱の映画を、どのようにして歩行祭だけで持たせるのかと思っていたら、回想シーンなどはわりと少なく、ほぼ歩行祭の中だけで話が進み見終わったあとは、彼女らと一緒に歩いたような気分になれました

 儂の娘たちが通っていた中学では、三年生になると田沢湖を徒歩で一周するという行事があり、儂、見に行ったのですが、映画のゴールの瞬間というのが、実際のそれとダブってしまいました
 上手い監督ですわ

 この映画、「ピクニックの準備」という、歩行祭前日の彼女らの行動を描いたサイドストーリーがDVDでレンタルされております
 その中で、加藤ローサ嬢。ニューヨークに居る設定で、ニューヨークらしき所から手紙を出すシーンがあるのですが、サイドストーリー撮影する為に、NYまで行ったのかなぁ…


製作年度 : 2006
監督 : 長澤雅彦 脚本 : 長澤雅彦 三澤慶子 撮影 : 小林基己

出演 : 多部未華子 石田卓也 郭智博 西原亜希 貫地谷しほり 松田まどか 柄本佑 加藤ローサ 高部あい 池松壮亮 嶋田久作 田山涼成 南果歩 石田卓也


posted by みどりぶた at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | や行

妖怪大戦争

img18.jpg
 映画「帝都大戦」の主役、加藤保憲が、
「人間に捨てられた機械などの廃棄物の怨念と日本古来の妖怪たちとを、大怨霊ヨモツモノの力で混ぜ合わせ、新種の悪霊《機怪》を作り出す(以上、公式HPより引用。だって、映画見ただけでは、この設定判らないのだもの…)」

 小学生のいじめられっ子、タダシは、村の祭りで「麒麟送子」に選ばれる。
 麒麟送子は大天狗様の所に、聖剣を取りにいかなければならず、その後いろいろとあって、加藤保憲と戦うことになります。

 三池崇史監督。さすが、ラストまでは一気に見せます。
 撮影中にスタジオが燃えて、妖怪の衣装大半が燃えてしまい、急遽新しい物を作成して、ラストのエキストラ数100名の妖怪大集合シーンを撮影した。。と言う苦労がむくわれています。
「お、三池崇史。脱皮したか。。内容、判るじゃん」
と、思っていたら、やはりラストは三池節。
 「エヴァンゲリオン」最終話のように、フロシキを広げるだけ広げて収集がつかなくなり、訳の判らない終わり方をしております。
 ま、それが三池節ですが…。

 しかし、出てくる妖怪役の役者さん。
 素顔にメイクしているだけなのですが、ナイナイの岡田と阿部サダヲは、最後まで判らなかったです。(2006/02/07)


製作年度 : 2005
監督 : 三池崇史 脚本 : 三池崇史・沢村光彦・板倉剛彦
撮影 : 山本英夫

出演 : 神木隆之介 宮迫博之 近藤正臣 阿部サダヲ 高橋真唯 栗山千明 菅原文太 豊川悦司

posted by みどりぶた at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | や行
Google
 
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。